ただいま作字中

例年この時期になると、この一年にお返しもののお手伝いさせていただいた方などから喪中はがきのご注文を多くいただきます。実は弊社の事務員がつくっております。

喪中ハガキをつくっていて一番「ガビーン」となるのは、普通に変換してもリストに出てこない漢字が宛名などに使われているときです。常用漢字に横棒が一本多かったりする、いわゆる異体字というやつですね。そういった場合は専用のソフトで字のパーツを組み合わせて作字します。下の写真は作字中の太田さん。声をかけるすきもないほど集中しています。

いや、これが本当にたいへんな作業なんですよ。字全体のバランスも考慮しなければなりませんし、異体字どころではない見た事もないような字をイチから作字しなければならなったり、正直、半分泣きそうになるときもあります。でも、人の名前って大切ですもんね。お客様にご満足いただけたら・・・・・・、日々そんなことを思いながら頑張っています。

話は変わりますが、年賀状に比べて喪中はがきの歴史は浅く、あまり明確なルールというのがないんですって。このお仕事を始めてから知ったのですが、皆さんはご存知でしたか?

(鈴)